ショップ店員に聞く「失敗しない」最新家電の選び方 ~空気清浄機~ [ショッピング]
【加湿機能付きモデルが主流に】
身にこたえるほどの寒い日が続く今日この頃。春の到来が待ち遠しい限りですが、ただ暖かくなると今度は花粉症が悩みで……といった方も多いのではないでしょうか。
例年、秋ごろに新製品が登場する空気清浄機ですが、その時期と同じぐらいに、花粉到来を前にした2~3月あたりも、お買い求めになられるお客様が多いシーズン。早め早めの製品チェックで、しっかりと備えておきましょう。
現在、売り場に並ぶ各メーカーの空気清浄機ですが、そのほとんどが加湿機能も付いた「加湿空気清浄機」になっています。空気清浄機能オンリーというモデルも、あることはあるのですが、加湿機能付きモデルとの価格差はごくわずかです。
売れ筋なのは、加湿機能付きで空気清浄の適用畳数が20畳前後のモデル。価格としてはだいたい3万円台半ばから4万円程度のものです。もちろん適用畳数がより広くなったり、またホコリセンサーだけでなく、部屋内の臭いを感知するセンサーが搭載されたりすると、より高単価になっていきます。
【各社の独自機能をしっかり把握!】
オススメのモデルですが、まずはシャープの「KI-AX70」。同社のモデルは「プラズマクラスター」イオンを発生させて、除菌・消臭を行うのが大きな特徴ですが、このモデルはそのイオン濃度が従来モデルの3倍以上にあり、ホコリや臭いを従来モデル以上に取り除けるようになっています。
同様にイオンを放出するタイプなのが、パナソニックの「F-VXG50」。こちらは「ナノイー」というイオンで、除菌・消臭を行います。ちなみにこのモデルは、ホコリの吸着力が高く、多くの空気清浄機に搭載されている「HEPAフィルター」が搭載されていないため、その分かなりお求めやすい価格となっています。
もうひとつのオススメモデルは、ダイキンの「MCK70M」。こちらは前面と左右側面にある吸い込み口から、強力に部屋の空気を吸引し、キャッチしたホコリなどを「光速ストリーマ」というプラズマ放電で分解する仕組み。また本体内にあるタンク内の水も除菌できるので、常にキレイな水で加湿ができるところも、他社モデルにない大きな特徴です。
このように見ていくと、「プラズマクラスター」「ナノイー」「光速ストリーマ」など、各メーカーが独自の機能を搭載することがわかると思います。こういった特徴をしっかりと掴むことが、自分の部屋に合ったモデルを探すための大きな手がかりとなります。
具体的に言うと、空気中だけでなく、カーテンやソファーなどの布地に付着した臭いをしっかりと取りたいのなら、部屋内にイオンを発生させるシャープやパナソニックのモデルがオススメです。一方でタバコの臭い煙など空気中に漂う臭いを主に取り除きたい、清潔な加湿をしたいという方は、ダイキンのモデルが良いでしょう。また、同じイオン発生タイプでも、水分量の多い「ナノイー」は肌への保湿効果が高いという、プラスαの利点があります。
【吸い込み口の位置も要チェック】
選ぶ際に必ず確認したいスペックが適用畳数です。これは空気をキレイにするスピードを示したもので、値が大きいほど素早く空気をキレイにできます。このスペックは設置する部屋の大きさにピッタリ合わせるのではなく、予算が許す限り、より値の大きいモデルを選ぶと良いでしょう。
この適用畳数ですが、加湿機能に関しても同様にスペックが表示されており、その値は空気清浄より加湿のほうが小さくなります。両方ともチェックして、特に加湿の適用畳数が設置する部屋の広さより狭くならないよう、気をつけてください。
また店頭でご覧になる際は、吸い込み口の位置もよく確認してください。例えばシャープのモデルのように、背面から空気を吸い込むタイプだと、本体後方に3~5cmほどの空間が必要となりますが、前面から吸い込むタイプのパナソニックは、背面のスペースは1cmほどで済みます。またダイキンのモデルだと、本体前面にくわえ側面にも吸い込み口があるので、両サイドにスペースを空けてあげないと、効率的な空気の循環が望めません。このように吸い込み口の位置によって、可能な置き方が大きく変わってきますので、設置する場所を考えてから、製品を選ばれるのが良いでしょう。
SHARP プラズマクラスター25000搭載 加湿空気清浄機 ホワイト系 KI-AX70-W 新品価格 |
Panasonic 加湿空気清浄機 ホワイト F-VXG50-W 新品価格 |
ダイキン(DAIKIN) 加湿空気清浄機「うるおい光クリエール」 ビターブラウン ACK70M-T 新品価格 |
タグ:空気清浄機
コメント 0