ショップ店員に聞く「失敗しない」最新家電の選び方 ~プリンター~ [ショッピング]


【操作のしやすさに各社しのぎを削る】

プリンターは例年8月末から9月頭あたりに、各社の新製品が相次いで発表されます。
もちろん、現在店頭に並んでいるモデルは、最新機種ばかりですが、年末に向けて価格がこなれてきているモデルも多く、今が買い時と言えるでしょう。

機能面では、PCとの無線LAN接続機能が、各社の最上位~普及クラスであれば、ほぼ標準で搭載されています。そのため、各社、機能面では大きな差がない状況です。その一方で、操作性の面では、大きく進化した機種がたくさんあるのが、今年のモデルの特徴と言えるでしょう。

例えばキヤノン『ピクサス MG6230』だと「インテリジェントタッチシステム」を搭載しています。これは操作に応じて必要なキーだけが光り、次の操作をわかりやすくナビしてくれる機能です。それに対し、エプソンの『カラリオ EP-804』が採用する「先読みガイド」は、例えば原稿カバーを持ち上げると、操作画面が“コピー”のメニューに自動的に切り替わるという、その名のとおりユーザーの動作を先読みしてくれる、とっても賢い機能です。

多機能化が進むと、それにともなって操作が複雑になりがちですが、最近のプリンターはお子様やお年寄りといった、機械にあまり慣れてない人でも簡単に扱え、多彩な機能を活用できるモデルが増えている印象です。
【文字ならキャノン、写真ならエプソン】

プリンターの印刷は、パソコンで作成した書類などをプリントすることが多い方もいれば、デジカメで撮った写真をプリントすることが多い方もいたり、用途は様々です。

そこで先に挙げた2つのモデルですが、採用しているインクタンクシステムに違いがあり、『ピクサス MG6230』は文字の印刷に強く、『カラリオ EP-804』は写真が高精細に印刷できるという特徴があります。ですから、文字の多い書類をプリントする機会がほとんどの方は『ピクサス』を、写真が多いという方は『カラリオ』を選ぶのが、王道のチョイスでしょう。

また上記2つのモデル以外では、ブラザーの『マイミーオ DCP-J925N』も注目の一台です。こちらは実勢価格で2万円を切るという、お手軽な価格もさることながら、複数枚にわたる書類を連続で読み取れる「ADF(自動原稿送り装置)」が搭載されている点がポイントです。この機能はレーザープリンターにはよく搭載されておりますが、インクジェットのモデルではなかなか珍しいです。小規模な事務所への導入や、ご自宅で仕事をされている方などにピッタリのモデルです。

【インクのコストも考慮して!】

プリンターを選ぶ際に、機能面や操作性と同じぐらい重要なのが、インク代のランニングコストではないでしょうか。

インク代のコストに関して、今回紹介した3つのモデルを比較すると、『マイミーオ』と『カラリオ』が比較的お得で、逆に『ピクサス』が若干割高な傾向にあります。『マイミーオ』が低コストなのは、他の2機種が6色インクを採用しているのに対して、『マイミーオ』は4色インクを使っており、単純に交換すべきインクカートリッジの数が少ないためです。その分プリントした際の精細さは、他の2機種と比べて、若干落ちます。

では、同じ6色インクを採用している『カラリオ』と『ピクサス』の違いは何かというと、『ピクサス』のインクカートリッジが、やや小型になっていることです。もちろんその分、『カラリオ』と比べるとカートリッジの価格は若干安いのですが、交換する頻度も多くなってしまいます。年賀状印刷のシーズン以外は、たまにプリントする程度なら、さほど気にする必要はありません。でも、毎日コンスタントに利用する場合、大きな価格差になりますので、よくチェックして選んでください。









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