オンキヨー 立体的なサウンドを楽しめるワイヤレスミュージックシステム [オーディオ]
W220×D220×H230mmという8号の植木鉢サイズほどのキャビネットに、フルレンジスピーカー(60mm径)6本と、サブウーファー(100mm径)1本を組み込んだシステムだ。スイスのSonic Emotionが開発した信号処理技術「Absolute 3D」を採用。設置場所やリスニングポイントにさほど影響を受けずに、臨場感の高いサウンドを楽しむことが可能だ。NORMAL/ENHANCE/VOCALの3種類の音場モードを利用できる「3D Sound」機能も搭載している。
実用最大出力は、6W×6ch(サテライトスピーカー)+10W(サブウーファー)。入力インタフェースは、ステレオミニジャック(3.5mm)のアナログ音声と、iPod/iPhoneの充電に対応したドックコネクタ(30ピン)、Bluetoothの3系統を装備する。ドックコネクタは、iPod/iPhoneのデジタル接続にも対応している。Bluetoothのバージョンは2.1+EDRで、対応プロトコルはA2DP 1.2とAVRCP 1.0。
ONKYO Dock ミュージックシステム ブラック RBX-500(B)
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¥34,800から
(2012/10/11 22:45時点)
【防水骨伝導MP3プレーヤー】周囲の音を聞きながら 音楽も楽しめるポータブルオーディオプレーヤー [オーディオ]
サンコー
ポータブルオーディオプレーヤー
『防水骨伝導MP3プレーヤー』
希望小売価格1万4800円
みなさんは、「骨伝導」という技術をご存じでしょうか。
普段人間は、鼓膜の振動→蝸牛(渦巻き状になっているもの)→脳といった順番で音を聞いています。しかし、鼓膜の振動だけではなく、頭蓋骨の振動によっても蝸牛へ音を伝えられます。このことを利用した技術が「骨伝導」。
今回ご紹介する『防水骨伝導MP3プレーヤー』は、商品名の通り、「骨伝導」が採用されているポータブルオーディオプレーヤーです。
「骨伝導」のメリットは、耳穴を塞がないため、装着したまま周囲の音も聴くことができる点です。
音楽を聴きながら自転車で走行して事故に遭う。といった、耳を塞いでいるために事故に遭うケースが大変多くなっています。
「骨伝導」であれば、周りの音もしっかりと聞けるので、こんな心配はありません。
もちろん、音漏れの心配もないので、電車の中でも安心して音楽を楽しめます。
使い方は、付属のUSBケーブルでパソコンと接続し、コンピューター → リバームディスク → MY AUDIOと開いてデータを入れていくだけなので、とても簡単でした。
MP3/WMA/WAVに対応しているため、iTunesの音楽をドラックしてファイルに入れることも可能。
実際に装着してみると、音楽を聞きながら、周りの音がダイレクトに聞こえてくるので、何とも言えない変な感覚。しばらく聴いていると違和感は感じなくなりました。
そして、操作系統が全てネック部分に集中しているのは便利なのですが、ボタンがやや硬く押しづらかったです。
気になる音質は、やはり少しくもって感じますが、音楽を楽しむことはできました。
防水という点と、重量が59gと軽い点、ネックバンド型で激しく頭を振っても落ちることはありませんでしたので、通勤通学はもちろんのこと、ランニングやアウトドアにも向いていると思います。
ただ、電池は充電式で、連続使用時間が約1.5時間しかもたないところが残念。
ランニングや、サイクリングなど、周囲の音を聞かなければいけないシチュエーションで使うには、もってこいのポータブルオーディオプレーヤーでした。
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【オーディオテクニカ】7.1ch再生に対応した耳栓型ワイヤレスヘッドホンシステム [オーディオ]
ATH-DWL3300は、ヘッドホンサラウンドに対応したワイヤレスヘッドホンシステム。製品は、据え置き型のトランスミッターとレシーバー、ヘッドホンで構成されている。
トランスミッターには、「ドルビーデジタル」「ドルビーEX」「DTS」「AAC」のデコーダーを搭載。「ドルビーヘッドホン」によるサラウンド再生が可能で、さらに、「ドルビープロロジックIIx」により、最大7.1ch相当の音場を再現することができる。入力インタフェースは、光デジタル音声×2系統に、RCAアナログ音声×1系統。デジタル音声信号をスルー出力するための光デジタル出力も2系統装備している。サイズは、約W151×D127×H43mm。トランスミッターとレシーバーの間は、2.4GHzのデジタル無線伝送方式で接続される。最大到達距離は約30mだ。
レシーバー部分はリモコンと兼用になっており、約W32×D24×H100mmのコンパクトサイズ。3.5mmステレオミニのヘッドホン端子が設けられており、インピーダンスが16~64Ωのものなら、付属のヘッドホン以外でも使用することが可能だ。電源は内蔵タイプのリチウムポリマー充電池で、3.5時間の充電で最長約6時間の連続再生が可能だ(0.1mW×2出力時)。最大出力は40mW×2。
ヘッドホンは、サラウンドの特性にマッチするように専用設計を行ったモデルで、オーディオテクニカの耳栓型ヘッドホンとしては最大口径となる14.5mm径ドライバーを採用している。再生周波数帯域は5~25,000Hzで、最大入力は100mW。コードは0.6mのY字型で、重量は約5.7gとなっている。
一般的に、サラウンドヘッドホンには、オーバーヘッドタイプのオープンエアー型ヘッドホンが使用されるケースが多い。今回、耳栓型というスタイルを選んだことに関して同社では、「3D映像を見る際にメガネと併用することを考えた場合、耳栓型のほうが邪魔になりにくいため」としている。
audio-technica デジタルワイヤレスワイヤレスヘッドホンシステム カナルタイプ ATH-DWL3300 新品価格 |
ソニー ステレオヘッドホン MDR-MA900 音楽を快適・高音質で楽しむための最上級ヘッドホン! [オーディオ]
オープンエア型といわれる方式のヘッドホン。普通の方が想像されるヘッドホンは、密閉型と呼ばれるものです。どこが違うのかといえば、密閉型は音を出す振動板がハウジングに密閉されています。しかし、オープンエア型では、振動板の後方が開放されています。音がこもりにくいので、伸びやかな高音が特徴ですが、その反面、低音は比較的出にくいとされています。また、音漏れがするというデメリットもあります。
では、さっそく取り付けてみたいと思います。まず驚いたのが、手に持った重さ。想像以上に軽いです。いざ、装着してみると、軽さと併せて、ソフト素材のヘッドバンドがフレキシブルに動いて頭にふんわりとフィットするため、着けているのを忘れてしまいそうになるくらい心地よく頭に納まります。
さらに、ユニットの角度を、耳の形状に合わせる「フレキシブルイヤーフィットメカニズム」を搭載しています。耳の形に合うようにユニットが動き、ヘッドフォンを外すと、またユニットが定位置に戻るようになっています。
耳の形は人によって大きく異なりますが、これならどんな人も違和感を感じることなく利用できるのではないでしょうか。
そして、ドライバーのユニットは70mmと大口径! 普通、ドライバーユニットは50mmを超えれば大口径といわれますが、70mmは超大口径。基本的にドライバーユニットは口径が大きくなればなるほど、低音が出やすくなります。この大きさのドライバーを採用することで、低音が出にくいというオープンエア型の弱点を補っているんですね。
実際に試聴してみました。
最初に聞いてわかるのは、音場が広いこと。音が耳の外に広がっていきます。通常のヘッドホンの場合には、頭内定位とよばれ、頭の中でそれぞれの楽器の位置ができあがるのですが、『MDR-MA900』では、外側に広がっていきます。
音質については、オープンエアだから高音が伸びやかだろうな? なんて想像をしていました。でも、伸びやかさもあるのですが意外にも音が重く、しっかりとしていて、それぞれの音が実感をともなって感じられます。シンバルなども、いかにもシンバルを叩いているような質感のある高音が楽しめます。従来のオープンエアとは、一線を画する音作りをしていました。
さすがに”重低音”とまではいかないのですが、とても上品に低音を聞かせてくれます。音の解像感もバッチリで、細かい音まで逃さず聞かせてくれます。重低音よりも音をしっかり楽しみたいという人に向いているのではないでしょうか。
音漏れについても、電車の中で隣の人が気にするかもしれませんが、家庭ならまず、家族が気にすることはないでしょう。「ちょっと鳴ってるかな」ってくらいです。
音楽を上品に、軽やかに、長時間聴くということなら、かなりおススメの商品です。
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ソニー 折りたたみ&スイーベル可能で持ち運びがラクな密閉型ヘッドホンが登場 [オーディオ]
2製品ともに、小型のハウジングを採用するポータブルタイプの密閉型ヘッドホン。MDR-ZX650は「スイーベル&折りたたみ機構」を採用しており、持ち運び時にはコンパクトに折りたたむことができる。一方のMDR-ZX600は、折りたたみはできないが、ハウジング部にスイーベル機構を備えており、本体をフラットな状態にすることが可能だ。
現在、ソニーの密閉型ヘッドホンのラインナップは、モニター向けのモデル「MDR-Z1000」「MDR-ZX700」と、「MDR-ZX500」「MDR-ZX300」「MDR-ZX100」といった比較的リーズナブルなデイリーユース向けモデルの2系統に分かれている。新モデルはMDR-ZX500の後継モデルということになるが、実質的にはこの2系統の間を埋める製品だ。
以前は、ファッション性を高めたモデル「MDR-PQ1」「MDR-PQ2」などもラインアップされていたが、現在はタイ洪水の影響で生産完了となってしまっている。新モデルでは、これらのモデルのファッション性重視のデザインも受け継ぐ。
ドライバーサイズは、2製品ともに40mm径。マグネットにはネオジウムを採用する。コードは、MDR-ZX650が片出しで、MDR-ZX600が両出しタイプ。いずれも絡みにくいフラットタイプを採用している。重量は、MDR-ZX650が約220gで、MDR-ZX600が約170gだ。
なお、本体色はブラックがベースだが、ハウジングの一部にアクセント的にMDR-ZX650ではブルーとレッド、MDR-ZX600ではブラックとブルー、レッドのカラーが採用されており、その部分の色とコードの色は統一されている。コード長は1.2m。
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JVCケンウッドのワイヤレスヘッドホン【HA-WD100】コードにとらわれず快適な音楽ライフを [オーディオ]
では、ヘッドホンを使おうと思ってみても、ヘッドホンのケーブルが短くて、大画面を近くで見るなんてわけのわからないことになっていないでしょうか?
こんな悩みを即解決! 今回紹介する商品は、JVCケンウッドのワイヤレスヘッドホン『HA-WD100』です。
このヘッドホンは、充電池が内蔵された無線ヘッドホンと、送信機がセットになったものです。送信機側にテレビやオーディオコンポのヘッドホン端子と付属のケーブルで接続します。すると、無線で音声が伝送され、テレビやオーディオコンポの音が聞くことができるようになります。
従来、無線ヘッドホンは赤外線を使うケースが多かったですが、こちらはWi-Fiなどで使われるのと同じ、デジタル信号で送信しています。赤外線では、送信機の前を人が横切ったりしただけで、音が途切れたりしていましたが、Wi-Fiと同じ方式なので、障害物があっても大丈夫。
ON/OFFのスイッチと音量調節のボタンがヘッドホンに付いているため操作は簡単。バッテリーは、最大10時間の連続使用が可能です。
実際に使ってみると、まず感じたのが、ヘッドホンの耳パッドの質感がいいことです。重量も約250g。これなら、長時間つけていても耳が痛くならないでしょう。、テレビで映画を見るときにも活躍できそうです。
試しに家の中をうろうろしてみたのですが、音が途切れることはなく、どこにいてもはっきりと音声を聞くことができました。
ただ、ちょっと欠点も……基本的にはテレビなどのヘッドホン端子につなぐことになるので、ヘッドホンでしか音が聞けなくなります。テレビの音声を聞くときには、送信機につなぐケーブルをはずさないといけなくなります。
送信機の大きさは200×62×150mm程なので場所はとりません。充電も送信機の上に置くだけでOK。
通常、Wi-Fi方式を採用したヘッドホンの価格は高くなりがちですが、このセットは実売で1万円を切っています。深夜のテレビの騒音にお困りの方、大画面で迫力の映像に迫力の「音」をプラスさせたい方は、一度検討してみてはいかがでしょうか?
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3万円台から始める、高音質ネットワーク再生「DNP-720SE」 [オーディオ]
老舗のオーディオブランドの“DENON”(デノン)がリリースした「DNP-720SE」だ。
DNP-720SEは、ピュアオーディオの世界で最近盛り上がりを見せている“ネットワークプレーヤー”のひとつ。その名の通り、NASやパソコンに保存した楽曲データを、LAN経由で読み出して再生できる製品。デジタル機器とHi-Fi機器の境界を取りはらい、手軽に高音質を手に入れられるのが大きな魅力となる。
本格的なオーディオ機器でありながら、実売価格が3万円台(標準価格は5万400円)と手ごろである点も特徴。エントリー層でも十分手の届く金額で、ピュアオーディオのクオリティーを存分に体験できる逸品となっている。
オーディオ専門誌などでは、毎号特集が組まれるほど注目を集めているネットワークプレーヤーだが、従来は10万円、20万円……台の比較的高価な製品が主流だった。DNP-720SEには、新しいカテゴリーの製品を試してみたいという、古株のオーディオマニアも注目し、予想を上回る売れ行きを示しているという。
ここではDNP-720SEとネットワークプレーヤーの魅力を整理していこう。
DNP-720SEの機能に入って行く前に、なぜネットワークプレーヤーが求められているのか、簡単に説明しておこう。
まず第1の理由として“音楽を聴くスタイルの変化”が挙げられる。
iPodの登場は、音楽CDをリッピングし、パソコンの中にライブラリー化するスタイルを一般化した。さらに最近ではネットストアで購入した楽曲をダウンロードして自分の音楽ライブラリーに収めるという方法も増えてきている。
今や音楽といえば、物理メディア(レコード、テープ、CD、MDなど)ではなく、直接デジタルデータを扱うのが当たり前となった。
裏を返せば、ユーザーが所有している楽曲(ソース)の多くが、データとしてパソコンや携帯機器内に存在しているということ。これらのソースを「自宅のシッカリとしたシステム」で「できるだけ高音質に再生したい」というニーズが出てくるのは当然の流れだろう。
HDD内にライブラリー化した楽曲には、CDにはない特徴がある。
ひとつは曲名やアーチスト名などのメタデータが付与されており、検索が容易であること。もうひとつはプレイリストの作成によって、アルバムをまたいだ楽曲でもメディアの入れ替えが不要になる点である。
これらはパソコンやiPodで音楽を再生している人なら、誰でも一度は実感したことがある“使いやすさ”ではないだろうか?
CDを上回る、ハイレゾ音源も再生できる
次に第2の理由としては、音源そのものの変化を挙げたい。
ダウンロード音源の魅力は何だろうか? ひとつは場所や時間に縛られず楽曲を購入できる「手軽さ」。もうひとつはフォーマットの制約に縛られない「自由さ」ではないか。
このうちオーディオマニアが注目しているのは後者。CDを上回る情報量を持つ(=高音質な)音源を提供するサービスがじんわりと定着してきている点だ。
ご存知の通り、CDに収録されている楽曲は「16bit/44.1kHzのリニアPCM」となっている。実際の制作現場では、これよりも高い品質で収録し、原盤(マスター)を作るのが主流だが、CDの規格に合わせるためには情報量を落とさなければならない。
高音質をうたう配信サイトでは、すでに“ハイレゾ音源”や“スタジオマスター音源”などと呼ばれる、ハイビット・ハイサンプリングレート音源の配信が始まっている。これらの音源は、24bit/96kHzなどCDを上回る情報量を持っているのが特徴だ。
しかし、こうしたデジタル時代ならではの高音質ソースがある一方で、その品質を十二分に示せる再生機器は意外に少ない。あらゆるソースに対応しうるという点では優秀なパソコンであるが、そもそも内部は電磁波の巣であり、ファンノイズを始めとした騒音も中々切り離せない。そもそも、自宅のオーディオシステムに、パソコンを同居させることに抵抗感があると言う人も少なくないのではないか。
DLNAやAirPlayなど、ネットワーク規格への対応がスゴい
それではDNP-720SEの機能を見て行こう。デノンブランドとしては初めてリリースしたネットワークオーディオプレーヤーで、発売は2011年9月。
冒頭に述べたようにリーズナブルな価格だが、ネットワークプレーヤーに求められる機能は全部搭載したといってもいいほど多機能である。
本体搭載の有機ELディスプレイは日本語表示にも対応する3ライン表示。ネットワーク上のライブラリ検索もスムーズに行える。
ネットワークプレーヤーとしては、デジタル機器同士で音楽や映像をやりとりするためのガイドライン「DLNA 1.5」に対応。これ以外にもiTunesおよびiPhone/iPad/iPod touchと無線で連携できるAirPlayにも対応している。
DLNA再生時に対応している音声ファイルは、MP3、WMA、AAC、WAV、FLACで、FLACは24bit/96kHzに対応。残りはWAVが24bit/48kHz、MP3、WMA、AACが16bit/48kHzまでの対応となる。FLAC(フラック:Free Lossless Audio Codec)は、元の音質を損なわないロスレス圧縮で高音質配信サイトで提供される形式としては一般的になっている。
なお、同じネットワークに接続されているデノン製品間(最大5台のパーティーモード搭載機)で、同じ音源を同時にリスニングできる機能も持つので、同社製のAVアンプやネットワークレシーバーなどを持っている人はチェックしておきたい。
前面のUSB端子には、USBメモリーやiPodのDockコネクタケーブルを接続できる(iPodデジタル接続対応)ほか、インターネットラジオ(vTuner)やAM/FMラジオも聴けるなど、至れり尽くせりな印象だ。
本体背面には、有線接続のLAN端子のほか、無線LAN接続(IEEE 802.11b/g)用のアンテナ端子も装備している。音声出力は、光デジタルとアナログの2系統を用意する。
内部にはデノンが培った高音質技術を投入。内部パーツは高音質対応のものを吟味して採り入れたほか、信号経路を最短設計し、音質劣化を防ぐ“ミニマムシグナルパス”など、同社HiFiコンポーネントの設計思想を継承しているとのこと。
筐体もフロント部分にアルミパネルを採用した薄型設計で、ほかのデノン製コンポーネントと親和性が高い。すでに単品でシステムを構築しているユーザーも違和感なく導入できるだろう。
設置の自由度が高い無線LAN接続! WPSでらくらく設定
それでは、DNP-720SEを使ってみよう。本機は単品コンポーネントのソース機になるため、実際に使用するにはアンプやスピーカーが必要だ。
この写真は同じデノンブランドのプリメインアンプ「PMA-390SE」とスピーカー「SC-A55SG」を組み合わせたもの。実売で10万円を切る、同社コンポーネントではエントリークラスとなるが、コンパクトに設置ができ、必要に応じてアップグレードもしていける。DNP-720SEで、ピュアオーディオの世界に足を踏み入れる層にお勧めしたい構成だ。
なお、DLNAを使ったネットワーク再生には、これ以外にメディアサーバー機能を持ったNASか、Twonky ServerなどDLNA対応サーバーソフトをインストールしたパソコン、有線LANまたは無線LANの環境が必要になる。
最初にネットワーク設定が必要になる点は、面倒と言えば面倒だが、有線LANで接続する場合は、通常ルータのDHCPの機能が有効になっているはずなので、ルーターのハブにLANケーブルを接続するだけで済む。
無線LANで接続する場合でも、本機はWPS(Wi-Fi Protected Setup)対応であるため、対応する無線LANルーターとの接続であれば、ボタンを押すだけで設定が済む。対応機器がない場合は、手動でWEPやWPAのパスワードを打っていく形になる。SSIDやWEPを設定するための英数字は、携帯電話のようにリモコンのテンキーで打てる。
筆者の場合、該当するメニューがどの階層に置かれているのか、慣れるまで多少時間がかかったが、特に悩むことはなく設定を済ませられた。
注意点としては、接続に有線LANを使うか無線LANを使うか指定する必要があること。また、iPhoenアプリの「Denon Remote App」を利用して本機を操作したい場合や、AirPlay時にiPhoneからの操作に連動して本機の電源をオンにしたい場合は「Select Stanby Mode」のメニューで「On」を選んでおこう。
いずれにしてもすでに自宅にネットワークがある場合には、それほど迷うことなく、接続が可能になるはずだ。
NASに高音質のFLACデータを置いて再生!
ネットワークを使った音楽の再生方法は大きく2種類。ひとつは「AirPlay」、もうひとつが「DLNA」だ。
iPhoneやiPod touchを使っている人や、パソコンでiTunesを使っている人にとって手軽なのはAirPlayである。パソコンのiTunesを開いて、画面の右下に現れた「AirTunes」のアイコンをクリック。「DNP-720SE」を選択するだけで、オーディオ機器から音楽が流れる。
iTunes Storeで購入したDRM(著作権保護)付きの楽曲もきちんと再生が可能だ。
iPhone/iPad/iPod touchで使う場合もやり方は同じで、「ミュージック」アプリの画面で、AirPlayのアイコンをタップして「DNP-720SE」に切り替えるだけ。iPhoneは電話なので、肌身離さず持って歩くという人も少なくない。曲が聴きたいと思ったら、家のどこにいてもすぐに再生できるのが気軽でいい。
一方、高音質な再生をしたいと考えているなら、NASに保存したFLACファイルの再生をお勧めする。DNP-720SEは、ハイレゾ(24bit/96kHz)のFLAC形式ファイルを再生可能だが、iTunesはこの形式に対応していない。ハイレゾ音源の再生はネットワークプレーヤーの魅力なのでぜひ一度体験してもらいたい。
納得の音質と使い勝手のよさに満足
DNP-720SEを使っていく中で、改めて実感できたのは、オーディオ機器で音楽を聴くことの価値だ。アップル製品を中心にオーディオライブラリを構築している人も、FLACで高音質なデジタルオーディオを目指している方も、自分の生活にDNP-720SEを足すことで音楽生活の満足度をアップできるはずだ。
またDNP-720SEは光デジタル出力を備えているため、高品位なD/Aコンバーターを追加することで、さらなる高音質化を目指す……といった使い方も可能だ。システムとしてアップグレードしていけるというのは、単品コンポーネントを導入する楽しみである。
すでに2008年の段階でiTunes Storeが全米第一位の音楽小売業者になるなど、世界の楽曲販売はデジタルに舵を切っている。今から数年先を見据えたオーディオ環境を導入しようと考えた場合、デジタルの音楽をフル活用できるネットワークプレイヤーは欠かせない要素だろう。
しかもオーディオ機器として手頃な価格なので、ぜひ試してみてはいかがだろうか。
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Android搭載のウォークマン・ソニー「Z1000シリーズ」の実力チェック [オーディオ]
ハイスペックなAndroid端末
ウォークマンZ1000シリーズは、フルフラットで4.3型の大型液晶ディスプレイを搭載した音楽プレイヤー。OSにはAndroid 2.3.4(Gingerbread)を搭載しており、「携帯電話機能のないスマートフォン」といえば一番分かりやすい。iPhoneに対するiPod touchのような位置づけで、携帯電話機能を除けば、ちまたにあるAndroidスマートフォンと同等のスペックと言っていい。
ディスプレイは4.3型WVGA(800×480ドット)液晶で、タッチパネルに対応。タッチパネルと液晶パネルの間に空気層がない「エアギャップレス構造」を採用したことで、写り込みや光の反射を抑え、高コントラストな表示が可能になっている。
エアギャップレス構造自体は、ソニーのクリアブラックパネルなどにも採用されている技術だ。グループ会社のソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製スマートフォン「Xperia arc/acro」でも、このエアギャップレス構造は採用されている。
とはいえ、ソニー本体とソニー・エリクソンという違いがあり、Xperiaとというよりも、どちらかというとタブレット端末の「Sony Tablet」の小型版といった方が近いかもしれない。
特に、オリジナルアプリとして搭載されている「W.ミュージック」「ビデオプレーヤー」「フォトビューワー」「DLNA」といったアプリはSony Tabletに搭載されているものに近い。全く同じではないが、この辺りは共通したアプリといっていいだろう。
Sony Tabletにはない「FMラジオ」「ノイズキャンセル」「ちょい聴きmora」「W.コントロール」は、ウォークマンならではのオリジナルアプリだ。逆に、Sony Tablet Sには入っていた「Reader」「ソーシャルアプリ」「リモコン」といったアプリは省かれている。
画面のUIは、方向性としてはSony Tabletに近く、デザインはシンプル。Android標準UIに対して大幅なカスタマイズを加えている感じではないが、画面下部にアプリ一覧、ビデオプレーヤー、W.ミュージック、Original apps、Favoritesの5つのアイコンが並ぶのは独特。アプリ一覧を開くと、インストールされているアプリが並ぶが、オリジナルアプリ以外はほぼAndroid標準のアプリのみでシンプル。Original appsをタッチすると、オリジナルアプリのみの一覧表示になる。Favoritesは、最近保存した画像や音楽などを一覧表示してくれる機能。Sony Tabletにも搭載されていた機能だ。アプリ一覧とFavorites以外は、任意のアプリのショートカットと入れ替え可能だ。
一般的なスマートフォンと同様、左右のフリックでホーム画面を切り替え、アプリを選んでタッチして操作する。Android標準のブラウザ、Gmail、Googleマップなどのアプリは使えるし、無線LANを使ってインターネット接続ももちろん可能。Android Marketからアプリを自由にダウンロードして利用することもできる。
3G通信が行えないことを除けば、普通のAndroid端末である。UIに関して奇抜な部分もなく、メニュー画面なども標準的なので、Android利用者であれば迷うことはないだろうし、Androidの操作に慣れれば使い勝手は悪くないだろう。
ハードウェアとしては、CPUがデュアルコアのNVIDIA Tegra 2 1GHz、RAM 512MB、ROM 16/32/64GB、GPS、デジタルコンパスなどのセンサーを内蔵し、無線LANはIEEE802.11b/g/n、Bluetooth 2.1+EDR、HDMI端子搭載などといったスペック。デュアルコアCPUを内蔵するので、操作としては十分快適。引っかかりもなく、音楽専用機としても、Android機としても試用した限り、不満は感じなかった。
ソニー Z1000シリーズ
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ゼンハイザー iPhone4S対応ヘッドセット兼用のカナル型イヤホンを発売 [オーディオ]
発売は12月1日で、価格はオープン。推定市場価格は5,280円前後となる見込みなんだそうです。
マイク付きリモコンがケーブルに付属しており、iPhone 4S/4/3GSの操作が行えるらしい。
また、「MacBook」「MacBook Pro」「iMac」の一部のモデルでもコントロール機能が利用可能なんですって。
イヤホン部の仕様は再生周波数が17Hz~20kHz、インピーダンスが16Ω、出力音圧レベルは106dBとなっている。マイクは無指向性のものを採用しており、周波数特性が80Hz~15kHz。
ケーブルは左右対称仕様で長さは1.2m、プラグ形状は3.5mmステレオミニ。
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【オンキヨー】無線LANで楽曲を再生できるDLNA対応スピーカー「GX-W70HV」 [オーディオ]
発売日は12月3日で、価格はオープン。推定市場価格は30,000円前後なんだそうです。
DLNA 1.5と無線LAN接続(IEEE802.11b/g/n)に対応した2chスピーカー。
DLNA対応のPCやNASなどとワイヤレスで接続し、音楽ファイルを再生することができる。
ワイヤレス再生に対応する音楽ファイルはMP3、WAV、AACなど。
DRM(デジタル著作権保護)ファイルの再生には対応していない。なお、専用アプリをインストールしたスマートフォンからリモート操作することも可能。
他の特徴的な機能としては、オンキヨー独自の技術「VL デジタルアンプ」を搭載する。これは、ノイズによる音色の変化を排除し、原音に忠実な再生が行えるようにする技術なんだそうだ。
搭載するインタフェースは、入力がRCA入力×1系統、出力がサブウーファー出力×1系統、ヘッドホン用の3.5mmステレオミニプラグ×1系統となっている。
スピーカーは2ウェイ・バスレフ方式を採用し、各チャンネルのユニット構成はウーファーが10cm OMFコーン型、ツイーターが2cmバランスドーム型となっている。実用最大出力は15W×2(4Ω)で、インピーダンスは10kΩ以上、入力感度は最大600mV、周波数特性は48Hz~80kHz(-15dB)。
サイズ/重量は右チャンネルがW123×D203×H225mm(サランネット、ターミナル突起部含む)/2.2kg、左チャンネルがW123×D184×H225mm(同)/1.7kg。消費電力は21W。
ONKYO DLNA対応ワイヤレススピーカーシステム 15W 15W GX-W70HV(B) /ブラック
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